【出産レポ】3人目、臍帯脱出からの緊急帝王切開を経験しました。
ー「詳しく説明している時間が無いんだけど、赤ちゃんの状態が良くないから、緊急で帝王切開します」
12月初旬に3人目の女の子が生まれ、4歳3歳0歳育児中のしゅしゅファミリーです。
今回は、3人目の出産レポをまとめました。
- 上の子2人とも40週で産まれたのに今回は37週で破水した記録
- 陣痛からの超緊急帝王切開になった経緯
- 手術中の記録とその後の回復について
3人目はすぐに産まれる?
出産レポの前に、今までのお産がどうだったか思い出したいと思います。
長男・次男の出産
2020年に長男、2021年に次男を出産し、今回は3回目のお産。
2人の妊娠期間中、つわりはあったものの、吐くなど重い症状はなく過ごせていました。
1人目の出産は大苦戦。40週(予定日)2日過ぎて、微弱陣痛のまま入院し、まる二日陣痛促進剤を飲むも陣痛がつきにくく、最後はいきむ体力がなく、吸引分娩で生まれてきました。
ぎりぎりコロナ前だったため、夫も3日間仕事を休んで立ち会いました。
2人目の出産はぜっさんコロナ禍だったので私1人で臨みました。これも一晩1人で陣痛に耐えましたが、自分の力で何とか出産。こちらも40週1日でした。
産まれてみたらまさかの3800gオーバーの超ビッグボーイでした
なんだかんだで2人の出産を経験し、今回は3人目。
陣痛は怖いもののいつかは終わる!陣痛は味方!頑張ろう!とかなり前向きというか余裕な気持ちで予定日を待っていました。
スピード出産へのあこがれ
「病院ついてすぐに産まれたんだよね〜」
マンションのお友達ママと話していると、あまり時間をかけずに出産している方が結構いらっしゃいました。陣痛が短い分体力回復も早いと聞き、羨ましい…(個人差はあります)
上の子が2人もいるので、出産に夫が立ち会う場合でも拘束時間は最小限にしたい。
つまるところ私も病院に着いてすぐにするっと産んでみたい…。
3人目だし、まあ前回よりは早く産めるかな?と淡い希望を抱いていました。
ママも赤ちゃんも無事ならなんだっていいんです
まさかの37週で…
40週まではお腹にいてもらって、そのあとはするっと産みたい!と思っていました。しかしスタートから全く予想と違うお産になりました。
ここからはお産のリアルな実況となります。
破水してしまい、病院へ
上の子2人とも、予定日を過ぎて陣痛らしき痛みが先に来てから病院に行ったのですが、何と今回は予定日の2週間前に破水して病院に行くことになりました。
朝、目が覚めて起き上がった途端にあきらかにいつもと違うものがちょろちょろ流れてる感覚が…
出血だと非常にまずいのですぐに確認したところ、色はついてなさそう。ただ自分では止められないのでほぼ破水かな…
破水だけで陣痛はまだ来ず。すぐに出産!とはならない気がしたので、夜用ナプキンをあてて、上の子2人を幼稚園に送り出し、洗面台で髪の毛を洗ってから病院へ電話しました。
「入院バッグを持って来てね〜」とのことだったので、荷物の最終チェックをし、タオルを持って駅のタクシー乗り場まで5分ほど歩きました。
車無し生活のため、こういう時はタクシーを利用します。駅近マンション住まいなのですぐ乗れるんです。
出産2日前:これ何の時間?
ここからは私が記録していたメモを振り返って時系列で書いていきます
9:00 病院到着。外来で待っている人たちの順番をすっ飛ばして名前が呼ばれ、すぐに内診。
子宮口1.5cmだけど破水で間違いないので入院だね!とあっさり決定。まあそうだよね〜と病棟に連れて行かれる。(ちなみに10cmで出産が始まるので、陣痛とともに開くのを待つ)
夫は荷物を渡してすぐに解散。めちゃくちゃ不安そうな顔で眉がハの字になっていた。
9:30 入院する部屋に案内される。3人目も同じ病院だけど、3年ぶりとあって設備が新しくなっていてびっくり。ちなみに個室。
「陣痛来るまではゆっくりしてね〜」と言われ終わる。部屋のテレビを付けてのんびりする。
1人目のときは「陣痛来るようにとにかく歩きなさい!」と助産師さんに怒られていたので、今回のゆるい感じに呆気に取られる。
11:30 お昼ご飯が配膳される。ここの病院はご飯がとにかく美味しいということを思い出し、ここから出産直前まで基本的に完食している。
ここから夕方まで、ちょっと院内を歩いてみたりするものの指示がなければ部屋で過ごす。陣痛らしきものは多少あるものの、間隔がつかない。
一体全体、何の時間なんだ、家に帰って家事したい…と悲しくなる。
18:30 あまりの音沙汰の無さにてっきりクライアントOKだと思っていた動画案件の修正依頼が来る。
どんなタイミングよ…
幸いにも微細な修正だけだったので、持ち込んでいたiPadでサクッと編集しギガファイル便で送る。
19:00 上の子たちと電話。もう産まれたの?と聞かれる。
21:00 モニターをつける。(寝ながらお腹に機械をつけて、赤ちゃんの心音と陣痛の痛みを計測する)ちっとも陣痛らしきものが来てないし波形にも現れない。赤ちゃんは元気。
明日から陣痛促進剤の内服がスタートするとのこと。しかし、すでに破水していて、羊水がじゃんじゃか出ているのでこのままで大丈夫なのか不安になる。お産パッドが余裕で足りない。
出産1日前
1:00 部屋で普通に寝ていたら起こされて、心音を聞かれる。異常なし。
4:00 また起こされて心音チェック。赤ちゃんが背中を向いてしまい全然心音が取れず、不安になった。かすかにシュコシュコ聞こえる。
6:30 ナースコールで起こされる。分娩室でモニターをつける。
7:30 朝ごはんを食べ、顔を洗い、マスクを替えて身支度をした。
9:00 担当の助産師さんが夜勤と日勤で入れ替わり。日勤で担当してくれる方が、かつて長男を産むときに励ましてくれた美人助産師さんに。
この方もお子さんが男子2人のようで、「どうやったら3人目が女の子になったの!?」と結構マジトーンで質問される。(何もしてません…)
この時間から、陣痛促進剤の内服スタート。1時間に1錠ずつ飲んで、陣痛が来るか計測しながら最大6錠まで飲みます。果たして陣痛は来るのか。
12:00 促進剤を1錠飲んだものの強い陣痛は来なかったので、どんどん飲み続けていく。お昼ご飯を食べているとだんだんお腹の下の方がぎゅーと痛くなってくる。測ると5分間隔。
14:30 結局6錠全て飲み切り、促進剤終了。相変わらず痛いけど、私は知っている。こんなん陣痛の痛みの5%くらい。つまりまだまだ産まれない。
17:00 夜勤の方と交代。部屋に挨拶に来てくれた助産師さんが長男を取り上げてくれた助産師さんで、お互いあれ!?と懐かしがる。気さくで可愛くて声が素敵な方。
18:30 お産が始まる前に髪洗っておきたい?と言われ、頭だけ頑張って洗う。(破水している場合、感染症を防ぐためにシャワーやお風呂は禁止)この日はFNS歌謡祭で推しグループが出る予定だったが、リアルタイムで見損ねて凹む。
19:15 分娩室でモニター。痛みは余裕で耐えられるけど、間隔がちゃんとついてきた。助産師さんにやたら足を揉まれる。
20:00 部屋に戻ってFNS歌謡祭を見る。ミセスのライラックに励まされる。いい歌だ。
22:00 今日も産まれなかった…とグロッキーになっていたら、助産師さんが内診しに部屋にやってくる。3cmだね〜とのこと。進んでない!!
まあ、上の子2人のときは40週だったのが、この子はまだ37週だったので陣痛がつきにくいのも納得。じゃあどうすんのよ。
「いい感じの出血はあるね、そろそろご主人呼ぼうか!」と言われ、私としては「これ産まれんのか…?」と思いながらも夫に連絡をする。
この日の夕方見損ねたFNS歌謡祭の推しグルの録画を持ってくるように頼みました。
病院に向かうにあたって、妻の母に連絡して我が家に来てもらいました。子どもたちは寝ていましたが、万が一明日の朝まで家に戻れなかった時のために幼稚園の支度や朝ごはん準備などを申し送りしました。
ちなみに我が家は車を持っていないので、電動アシスト自転車で行きました。自転車で片道30分以内であればチャリ圏内。
出産当日
ここから出産する日のレポです。手術の様子なども思い出して載せています。
夫と合流
0:00 夫到着するも、陣痛の強さはあまり変わらない。分娩室で2人ともすることがないので、ポケGOの交換をしたりして時間をつぶす。
0:30 モニターをつける。陣痛の間隔はあるものの、痛みが強くない。
「明日の朝に備えてもう今日はこのまま寝よっか!」と言われるので、「ここ(分娩室)でですか?」と聞くと「部屋に戻ってもいいよ?」と軽い感じで言われる。
心配なので私は分娩室で、夫は部屋に戻ってそれぞれ寝ることに決定。
陣痛はそこそこ痛かったはずが、眠かったのも事実で、起きることなく寝れてしまう。
本当に痛いときは寝ていても飛び起きる(長男次男で経験)ので、寝れてしまうことが悲しかったです。破水もしていて感染症も気になるので、とにかく早く産みたかった。
途中2回ほど起こされて心音をチェック。赤ちゃんは元気でした。
目が覚めてさっそく内診してもらうも、3cmから進んでいない状況。ですよね〜。ついでにぐりぐり(卵膜剥離)される。そこそこ痛いが耐えられる。
朝食後から少しずつ異変が…
6:45 今日こそ産むぞと、さっそく陣痛促進剤を1錠飲む。朝食が届いたので分娩室で食べる。
内診で刺激されたのもあり痛みが増してきて、陣痛中はかなりしんどくなる。でもまだこんなんじゃない。
妻が半分ほど残したので、残りを食べました
この辺りから、陣痛の張りがくる度に赤ちゃんの心音が少し下がる波形がモニターに出る。(心音が下がる=赤ちゃんに酸素が行かず苦しい状態)
モニターに波形が現れる&アラームがなるので、立ち会っていた夫もかなり不安になったようで呼吸を一生懸命に指示してくれる。
この時、ひどい副鼻腔炎になっていたので鼻が詰まっていたのがいけないのかなと思っていました…
陣痛が来てない間にひたすら鼻をかみ、陣痛が来ているときはとにかく呼吸をして赤ちゃんに酸素を届けないとと頑張るも状態が変わらない。
助産師さんも顔が曇り始める。
この後の流れを聞こうと思ったところで、夜勤と日勤の助産師さんが交代することを告げられる。次の担当は超ベテランの方のようで安心してねと言われる。
誰なんだろう〜と思っていたところ早速ベテランおばあちゃま助産師さん登場。赤ちゃんの心音が下がっている件が引き継ぎされたようで、早速内診をされる。
内診にしては何か様子が違うなと思っていたら、ベテラン助産師さんが「触れるね」と言っている。この辺りから他の助産師さんが部屋に増えてくる。
何が起きた?と夫婦で不安に思った次の瞬間分娩室の雰囲気が一気に変わる。
急に酸素マスクをつけられ、うつぶせの姿勢になるように言われ、陣痛が来ていてもお構いなしに姿勢を変えさせられる。胸はベッドにつけてと指示。
夫はこのあたりで退出を指示されて、いなくなってしまう。
この状態でまた内診をされるのがだがこれがめっっっっっっちゃ痛い。
「痛い!痛いです!!」とパニックで叫ぶ。しかし相変わらず陣痛とともに心音が下がるので、この激痛のなか呼吸をしてしっかり酸素を送らないといけない。頑張って呼吸してと励まされる。(怒られる?)過換気気味になり体もしびれてくる。
交代したはずの夜勤の助産師さんに、「赤ちゃんの臍の緒が先に出てきていて、陣痛が来ると臍の緒が押されてしまって赤ちゃんが苦しい状態」と伝えられる。ベテラン助産師さんが言っていた「触れるね」というのは、臍の緒のことだったとわかる。
8:15 仰向けに戻され、なぜか弾性ストッキングを履かされる。あれ?これ帝王切開?と予感する。
ベテラン助産師さんは「(早く出さなきゃいけないけど)陣痛が弱すぎる」と強い語気。それは知っている。
お医者さん登場、エコーと内診で状況を確認。「臍帯脱出なので、カイザーします」と言われる。
この出産のエンディングは帝王切開なのか、でも陣痛痛いのスキップできるし、早く赤ちゃんには会いたいな…と正直な感想でした。
「大きい病院に搬送されることもあります」
夫視点でのレポもまとめます。
7:30 「ご主人ちょっと外に出て」と言われ、廊下に出される。中で「先生呼んでくれる?」という声が何度か聞こえて不安になる。
待ちぼうけしている間にどんどん人が分娩室に向かっている。
廊下から、手術室と思われる場所が見えるが、あきらかにオペの準備をしているようで、奥さんがオペになったのではないかと悟る。
8:15 先生が来て「詳しく説明している時間がないけど、赤ちゃんの状態が良くないから、緊急で帝王切開します」と言われる。
「わかりました」と答えるしかない。何か起これば、母子ともに大きい病院に搬送される可能性があることを告げられる。
分娩室から「運ぶよー」と聞こえる。手術室のドアが開いていて妻が運ばれる。ドアが閉められる。
おろおろしていたら、通りかかりの助産師さんに、(本来は立ち会い出産で使う)ガウンを渡され、椅子に座って待っててと言われる。
座ってと言われても心配でうろうろしてしまい、助産師さんに再度「心配かもしれないけど、座って待っててね」と言われる…。
ドラマのような展開
妻視点に戻ります
カイザーしますと言われたあと、まわりの助産師さんたちがものすごいせわしなく動いている。
私の真横にストレッチャーが到着し、移動できる?と言われる。
陣痛自体はそのまま続いているので、痛みの中なんとか自力でストレッチャーに横移動する。目の前が手術室で体感15秒ほどストレッチャーで運ばれる。
ストレッチャーって段差が気になるな。と妙に冷静な感想。
これまた陣痛が来ている中、手術台に乗れと言われまた自力で頑張って乗る。
8:30ごろ 手術台に乗ったらあっという間に服を全て脱がされる。指に何か付けられる。
麻酔をするため、エビのような体勢になり、消毒される。ヒヤッとして背中をすくめたら助産師さんに怒られる。麻酔の注射は痛かったけど、既に陣痛も内診も何もかも痛いので注射くらい余裕だった。
お医者さんは2人で、1人は外来でいつも見てくれる先生だったので少し安心する。
麻酔のあと「足にピリッと痛みがあったら教えて」と言われる。足は痺れている感じがして自分では動かせないので、麻酔がきちんと効いているらしい。ちょっと怖い。
助産師さんにお股の毛を容赦無く剃られる。あとで痒くなったらやだなと思う。
メガネが無くて視界がぼんやりとしている中、手術室のドアの向こうに夫がいてこちらを見ているのがわかる。こんなん絶対不安やろ…と、可哀想になってしまう。ドアが閉められる。
麻酔が効いているかどうか、保冷剤を胸や足に当てられて確認する。
真っ裸のまま、特にカーテン等も無かったので、このままお腹を切られるところを見ていなければならないのかと焦る。その後すぐに自分の前に青いカーテン?目隠しがたてられて見えなくなる。
お医者さん「麻酔かかっててもこれくらい痛み(感覚)あるからね〜」と、お腹にナイフのようなものをギコギコ当てて説明する。痛くはないけど、ものすごく嫌な感覚。
まるでホットケーキを切っているかのよう…
「じゃあ始めますねー」とカイザー始まる。がっっつりお腹を切られている感覚あり。怖すぎるけど逃げられないし、赤ちゃんのようすが気になる。
麻酔が効いていて、頭をうごかすとクラクラするのでぎゅっと目をつぶって耐える。私がここで気を失うわけにはいかないと謎の使命感でなんとか耐える。
麻酔とは一体…
とにかくお腹を切られている感覚が気持ち悪すぎる
お腹を切られたと思ったら手を突っ込まれて何かを出している感覚もわかる。皮膚を引っ張られるのと、ぐっぐっっと何かを出している感覚が痛い。絶対無理やり出してる。
麻酔が効いててこれなのか?麻酔とは?
お医者さんが「なんだこれ?」と笑いながら何か話している。(おそらく胎盤)
8:54 赤ちゃん誕生
赤ちゃんが取り出されたようだが、泣き声が聞こえなかったので取り出されたことに気が付かなかった。
麻酔のせいか喉の方がつーっと冷たくなり、また気を失いそうになって目をつぶって堪える。
助産師さんに「赤ちゃん元気だよー」と言われ、あれ?もう出たの?と戸惑う。泣き声が聞こえない。どこにいるんだろうか。
ちなみに私が待機していた場所では赤ちゃんの泣き声が聞こえて来たので、うちの子かな?と思っていました
赤ちゃんが出されたあと、次はお腹を縫っているのがわかる。皮膚がぐいぐい引っ張られてひたすら痛い。麻酔とは…?(2回目)
あまりに痛さに「痛い!何やってるんですか!?」と半ギレで問いかける。
寒いのか、痛いのか、過換気になってしまったのか、とつぜん歯がガチガチ震えて止まらなくなる。また気を失わないように頑張る。
寒いよね、と助産師さんが手を握ってくれたのが暖かくて安心できた。
少し前にショート動画で見た帝王切開のイラスト動画を思い出しながら、いま体のどの部分を縫っているのかぼーっと考えながら終わるのを祈った。
赤ちゃんと対面
9:00 手術台で寝たままの状態で、赤ちゃんが隣にやってくる。ちゃんと泣いている。メガネが無いのでよく見えないが一緒に写真を撮ってくれる。
不織布の帽子と酸素マスクをつけたまま初めての記念写真。
見返したら笑顔なのに顔が真っ青でした
外で待っていたら、ベテラン助産師さんが私を見て「こっち来な」みたいな顔で手招きをしていたので行きました
暖かい機械に入ってうつ伏せになっている娘と初対面。
手術台に乗ったまま服を着せられたり血圧を測ったりと処置をされ、気がつくと30分以上経過していたようす。
部屋に戻るためにまたストレッチャーが横付けされ、さすがに今度は助産師さんがシートを使って乗せてくれた。
人生初、ストレッチャーで運ばれる。途中でまた赤ちゃんがやって来て仰向けのまま写真を撮ったが、前髪やばいし二重顎もなるし赤ちゃんはむくみがすごいし、なかなか壮絶な写真になってしまった。
もともと案内されていた部屋は上階だったが、帝王切開でベッド上安静になったので手術室と同じフロアの部屋に引っ越しされていて、荷物が全て運ばれていた。
先に夫が部屋で待っていて、そこそこ元気そうな私を見て涙ぐんでいた。
何が起こっていたのか
出産レポはこれでおしまいです
部屋で夫婦で話していると、書類を持った助産師さんが来る。
帝王切開の同意書で、妻と夫それぞれのサインを求められる。本当は手術の前に確認して署名するものが、あまりにも急だったので出来なかったとのこと。
サインと印鑑が必要?だったのですがもちろん持っていないので寝ながら拇印をしました…!
書類に書いてあったのは「臍帯脱出」「胎児機能不全」
最初にお医者さんから説明があったその通りで、臍の緒が先に出て来てしまい赤ちゃんに酸素が届かず本当に急いでカイザーする必要があったとのこと。
臍帯脱出で赤ちゃんの低酸素状態が続くと、障害が残るなど、健康に支障をきたすこともあり得るそう。
我が子は、途中、黄疸の治療を受けたりNICUで過ごしたりとトラブルはありましたが、生後20日ほど経った今では元気に過ごせているので、本当に運がよかった&先生たちに迅速に対応してもらえたと感じています。
後から助産師さんやお医者さんに聞いた話を振り返ってまとめました。
- 助産師さんに「緊急帝王切開てやつですか?」と聞くと「超緊急帝王切開ですね」と言われる
- お医者さん3名ほどがが急遽カイザーに入ったため、この日の外来スタートが大幅に遅れた(病院ホームページに掲出された)
- 手術前は院内のあらゆる助産師・看護師さんが現場に駆り出されていた、ちょうど夜勤の人も残っている時間でマンパワーがあった
- 麻酔科の先生曰く、普通の帝王切開であれば痛みを感じることはほぼ無いので、今回痛さを感じたのは麻酔の効きを待っている時間がなかったのだと思うとのこと
臍帯脱出に気がついてくれたベテラン助産師さんは、我が子を見て「この子は本当に運の強い子よ」としみじみ語っていました。
たくさんの方に命を助けてもらい、改めて出産は命懸けなんだなと感じました。
予想と違った入院生活
3人目を妊娠してからずっと楽しみにしてた出産後の入院生活。美味しいご飯を食べてゆっくり過ごすはずが色々ありました。
2日間のベッド上安静
帝王切開になってしまったので、経膣分娩の場合よりも入院期間が3日長くなりました。
手術当日と翌日は点滴とカテーテルが繋がれているので一日中ベッド上で安静状態。
そして傷が引きつれて痛い!咳をしようものなら激痛。3人目にして初めての経験でした。
逆を言えば、股には傷が付かなかったのでその周辺の痛みが無いのは新鮮でした。
ベッド上から動けないので体もバキバキになってしまい辛い2日間でした。
動いた方が良いのかと体を起こしたり寝返りをしていたら、よく動けるね?と感心されました。
赤ちゃんが搬送される
入院中、赤ちゃんの呼吸が少しおかしくなってしまい、念の為と大きい病院に搬送されました。
さらっと書いていますがこの時は本当に動揺してしまい、赤ちゃんに何かあったらどうしようかと涙と鼻水が止まらず。
助産師さんにティッシュを一箱もらえないか頼みました。(100円)
搬送時は保育器に入れられ苦しそうにしていた赤ちゃん、救急車で大きい病院に着いたときには自力で呼吸を元に戻したようで、その後の経過も問題ありませんでした。(「新生児一過性多呼吸」という診断がつきました。)
私の退院までは夫が仕事をセーブしていたので、救急車での搬送と同時に家から夫が大きい病院に(自転車で)駆けつけ話を聞きました。
赤ちゃんがいないので、これまた入院生活が長く長く感じました。
私が先に退院し、その2日後に娘も退院。
産まれてすぐに顔を見にくる予定だった義父母もスケジュールをキャンセルしてもらうなど対応に追われました。
その他の出来事
自分用メモですが、書き残しておきます。
- 出産前、帝王切開直後、赤ちゃんが搬送されてからはとにかく1人で時間があり、テレビをずっとつけていた。ミポリンと小倉さんの訃報に心がすり減った。
- 赤ちゃんがいない間は搾乳機を借りてひたすら絞っていた。
- 2人目に比べて後陣痛があまりなかった。
- 赤ちゃんが黄疸の数値にぎりぎりひっかかり、光線治療を受けた。
- 我が子が救急車で運ばれる様子を部屋の窓から見ていたが、救急車がサイレンを鳴らしているのに止まらない車が多くて窓ガラスを破りそうになった。
3人目のお産を振り返る
色々な経験をした今回の出産。自分のためにもこれから出産を控えている方にも参考になればと振り返ります。
経膣分娩と帝王切開を両方経験して…
経膣分娩の時は、産前の陣痛MAXレベルと会陰の傷の痛さが辛かったです。
1人目はお尻の骨が産後1ヶ月ほど痛く、骨盤矯正など試しました。
2人目はとにかく後陣痛(子宮の収縮)が辛く、授乳のたびに悶絶していました。これは産後1週間もすれば落ち着きました。
対して今回の帝王切開は、麻酔が切れたあとの傷の痛み&かゆみが辛い。
麻酔が切れてからは1日3回ロキソニンを飲んで痛さを凌ぎました。
そしてなんといっても傷まわりが痒い。テープを貼って保護している周辺が服に擦れたりしてすぐに痒くなります。
傷のひきつれる感じ&痒みとはしばらく付き合うことになりそうです。
今回は会陰の傷はもちろん無く、後陣痛もそこまで感じませんでした。
普通分娩と帝王切開どっちが大変?なんて論争がありますが、それぞれどっちも大変でした。
準備してよかったこと・足りなかったこと
するっと3人目を産んでさっさと退院するつもりが、緊急帝王切開になり予想外の出来事続きになりました。
夫の位置情報を共有しておいてよかった
私たち夫婦はiPhoneの「探す」Appでお互いの位置情報を常に共有しています。これがとても役に立ちました!
赤ちゃんが大病院に搬送されたとき、救急車を追って出発した夫の位置を妻の私が確認できるのはとても安心できました。
普段も、今どこ?と聞く手間が省けるので位置情報の共有はとてもおすすめです。
妻が子どもと出掛けているときも、どこかで事故してないかな?と心配になってしまうので、そういう方もぜひ共有しておくと安心です!
宅配おかずの手配をしていてよかった
「つくりおき.jp」の宅配おかずを事前にPRとしてお試しさせてもらっていました。
もともと産後もこういったおかずやミールキットを頼るつもりでお受けした案件でしたが、これが我が家にぴったり。
産後に利用しようと思っていましたが思いがけず私の入院が長引いたので、家にいる夫に積極的に使ってもらいました。
破水スタートであればナプキンをたくさん持っていくべきだった
夜用ナプキンを1箱持ってくるように指示があり、入院バッグに入れておきましたが全然足りませんでした。
産院でグッズを買うと少し割高な値段で買うことになるので、破水で入院するのであればもっとたくさん持っていけばよかったと思いました。
何度も買うことになってしまい、2,000円ぐらいお支払いしました
5人暮らしのリアルタイムはInstagramで発信中
ここまでご覧くださりありがとうございました。
出産までも色々あった我が家ですが、5人家族のスタートはこれから!
上の子たちのケアをしつつ、新生児のお世話も頑張ります!
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